「高さ」「時間」「距離」ではなく、「高さによって吹いている向きが異なる風に乗り、どれだけ狙い通りに目的地(ターゲット)に近づけるか」という「正確な操縦技術」を競うのがバルーンの競技です。
パイロットは、上空からターゲットを目掛けてマーカーを投下します。ターゲットの中心とマーカーとの距離を測り、その距離が近いほど得点は高くなります。
例えば、上空の西風で東に移動した後、降下して地上近くの北風に乗る場合、同じ風に乗っても降下のタイミングでターゲットとの位置が変わります。
※マーカー:長さ180cm幅10cmのナイロン布・70gの重り
バルーンの競技では、競技のことを「タスク」といいます。タスクは約20種類ほどありますが、基本ルールは次のようなものです。1回のフライトで、複数のタスクを実施することもあります。