風は、高さによって吹いている向きが異なります。バルーンは、高さを調整し、行きたい方向に吹く自然の風の流れに乗ることで移動します。
バーナーを調整して上昇・下降を行うことで、風をとらえ、うまく乗せるのが操縦のポイントです。
バルーンにとって風はなくてはならない動力ですが、時として非常に脅威にもなります。太陽が昇り始めて地面が温まると風が出やすく、またサーマル(上昇気流)に巻き込まれるとコントロール不能になり危険です。
そのためフライトは一般的に、日の出から3時間くらいの風が穏やかな早朝と、日没前2時間くらいの夕方に行われます。強風や雨や霧でもフライトできません。