※2023佐賀インターナショナルバルーンフェスタフォトコンテストについてはこちら。 ※他の年度の入選作品についてはこちら。 総 評2023佐賀インターナショナルバルーンフェスタは、4年ぶりに海外選手が出場し、11月1日から5日までの5日間、佐賀市の嘉瀬川河川敷をメイン会場に開かれました。期間中は昨年を6万人近く上回るおよそ90万7千人が来場し、コロナ禍を経て佐賀の秋の風物詩である一大イベントのにぎわいもすっかり回復しました。昨年再開したフォトコンテストには、県内外から117人、278点と前年同様に多数の作品が寄せられました。大会期間を通じて晴天が続き、青空に浮かぶカラフルなバルーンや、大勢の観客、夜間係留など、さまざまな作品がそろいました。審査員一同、じっくりと見て選考にも悩み、時間がかかりました。 フォトコンテストはどうしても限られた期間、時間、場所であるため、撮影者が狙う構図も似たようなものになりがちです。そんな中でも撮る人の視点や表現したいものがはっきりと伝わってくる写真を選びました。グランプリは、青空に浮かぶ黄色いバルーンの後ろを飛行機が飛び、その航跡にできる飛行機雲とともに捉えた作品でインパクトが強く、個性的な印象を受けました。 大空にいくつも浮かぶバルーンをはじめ、河川敷から離陸していく様子や変形バルーンがずらりと並んだり、列車と絡めたり、川面に鏡映しになったりと、多様なバルーンの表情がうかがえました。海外の気球や選手を捉えた作品は国際大会が復活したことを改めて感じさせてくれました。特に、ウクライナ選手の黄色と青色の気球は、平和な空でしかできない大会の意義と、平和の尊さを考える機会となりました。河川敷を埋めた観客と歓喜、バルーンに触れる子どもたちの姿は、愛される大会を物語っていました。
◆審査委員長…佐賀新聞社 デジタル報道部 総務担当部長 辻村圭介
【グランプリ】有人飛行の進化(斧沢 幸司)
講 評青空の中央に浮かぶ黄色いバルーンの背景に、左上方へ飛んでいく飛行機とその飛行機雲がうまくアクセントをつけています。ふわりと浮かぶバルーンと加速して飛んでいく飛行機の対称的な二つの飛行物体が重なる一瞬のシャッターチャンスを逃さずに捉え、優雅さの中にシャープさを加味し、際立つ印象を感じました。
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【ホテル龍登園賞】低空より飛ぶヨー(木田 哲朗)講 評嘉瀬川の川面近くを飛んでいく海外のバルーンをアップで捉え、鏡のように水面に映ったバルーンとともに迫力ある写真です。背景の土手を埋めた観客もにぎわいを感じさせます。
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【九州旅客鉄道賞】歓迎ハウステンボス号(浦郷 ヤス子)講 評嘉瀬川河川敷で色とりどりのバルーンと、会場を横断するオレンジ色の列車、見上げてずらりと並ぶ観客とイベント会場を収め、大会を表した1枚となっています。バルーンの間隔が絶妙でリズム感が出ています。 |
【佐賀バルーンミュージアム賞】佐賀っ子も大興奮(八次 久雄)講 評人気アニメキャラクターの猫をかたどった変形バルーンに触れようと、子どもたちが飛び上がったり、背伸びして手を伸ばしたりする姿を捉えています。構図もよく、躍動感あふれる楽しい1枚です。 |
【特別表彰】佐賀市国スポ賞カラフルなバルーン達(米田 貢) |
大空へ(春田 岳人)
みんな勢揃い(福原良一)
炎影(古賀 正司)
ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン(石村 國男)
Fly High(Jason Yeh) |
二輪花(江口 省三)
歓喜(杉谷 正昭)
笑顔の輪っ!(安清 和代)
Fly to the moon(谷田 一郎)
バルーンに誘われて(北村 輝義) |
恵まれた空(権藤 薫)
一番乗り(荒木 英介)
一斉離陸(坂本 麻由美)
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お遊戯会の練習はじめるよー(中江 勝)
月と散歩(中園 昭代)
Towards each goal(長谷川 肇)
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嘉瀬川の秋(菊池 勝也)
煌めきに魅せられて(恒吉 美智子)
秋の一日(栗田 敦)
着陸地点(佐々木 弘紀)
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