万部塔と六地蔵

法華経一万部読誦記念の石塔群

1.万部塔(まんぶとう)
佐賀藩代々の藩主が建立した、法華経一万部読誦の記念の石塔群です。法華経一万部を読誦して、国家安泰と万民安楽を祈願するならわしは、近世に入って各藩で行われていました。佐賀藩では、鍋島以前、龍造寺山城守家兼が、永正2年(1505年)3月、天亨和尚を導師として行なったのが最初です。

2.六地蔵
万部島(まんぶじま)には龍造寺剛忠にゆかりがあると伝えられている六地蔵が2基あります。南側の六地蔵は高さ1.6m、支柱の中央に「天文弐暦11年28日」とあり、願主権大僧都弁仁と記され、大工○○郎と刻まれています。北側の六地蔵は、南側よりも全高が高く、台石から笠石まで2.5m、支柱の中央に「天文22年乙未霜月7日大周寿盛建○」と刻まれています。

所在地840-0054
佐賀市水ヶ江1丁目7-9
問い合わせ先教育委員会・社会教育部文化振興課
TEL0952-40-7368

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